ありがたいことに、「このブログは表現が自由でいいね」と言われることが度々あります。でも自分的には少々不自由さを感じているのです。
それは母親がこのブログをつねにチェックしているということ。
子どもが30歳を超えてもなお、いろんなことに干渉したがる母。子ども時代は勉強、大学時代は就活。
転職するたびにハラハラしながら娘の行く末を心配し、今は結婚相手を探そうとまでしています。そのくせ彼氏ができてもスペックが足りないと全然認めてもらうことができません。。ただでさえモテないのに最悪です。
ポーカーの話は封印
Twitterをフォローしてくださっている方はすでにご存知かと思うのですが、ある日突然「あんた!!ポーカーのディーラーしてるんだって!?」と激怒の電話が。
そんな情報どこで知ったの…ま、まさか……。
そうです。母は驚くべきサーチ力でこのサイトを見つけ、密かにブログを読んでいたのです。わたしが迂闊にもブログを始めたことを伝えてしまったのがいけませんでした。
両親はポーカーに悪いイメージがあるようです。
父からも電話がかかってきて言われました。「あのさぁ!将来子どもができた時にポーカーしてるって言えるわけ?」
ポーカーは相手の心理を読み取りながら確率を計算してプレイする、かなり頭を使うゲームです。日本で賭博ができるアミューズメントのポーカー屋さんなんてもちろんありません。
内心、いや、言えるけど……?と思いましたが、もうこうなってしまったら仕方ありません。わからない人を説得するだけ無駄なので、ポーカーの話は封印することにしていました。
今もこの記事は親に読まれるんだと思いながら書いています。
実際、最近はポーカーから遠のいているのも事実です。理由はいくつかあるのですが、大きな理由はお気に入りだったポーカー屋さんが潰れてしまったことにあります。
今はなき幻のポーカー屋さん
それはとある新宿のポーカー屋さん。歌舞伎町の奥にあり、屈強な人々がポーカーをしているので、入りずらいお店でした。このお店には初めは友達と行きました。
そこはトーナメントのエントリー費が高いのですが、上位まで残るとプライズもその分たくさんもらえると言う、ハイリスクハイリターンなお店でした。(プライズと言うのはギルドマイルというポーカー代に使えるポイントのことです。)
わたしは他のお店のトーナメントでちょこちょこと勝っていて、すでにマイルがたくさんあったので、ポーカーでお金を使うことはない状態でした。なので、エントリー費が高くてもマイルでまたお店に行くことができます。
女性はソフトドリンクが飲み放題だったり、エントリー費が割安になったりと女性に優しいお店でした。でも女の人は少なかったです。ポーカーをやるのはほとんどが男性なんですよね。
女性に優しいお店なのに、すっぴんでサウナ帰りの少年のようなおせりさんが向かいます。正直、お店的には何も嬉しくなかったと思いますが、わたしは恩恵にあやかっていました。
しかも相性というものがあるのでしょうか。わたしは元々運がいいタイプなのですが、そこの店に行くと強運に磨きがかかってとても強いカードを引くことができるのです!割りの良さに惹かれ、しばしば通うようになりました。
そのお店では、何度か大きなマイルをもらったので、最初から最後までおいしい思いしかしませんでした。そんな人がいっぱいいたのだと思います。だから潰れちゃったのかな……。
一方でポーカーは負けたら悔しいゲーム。感情的になったり射幸が煽られるする側面もあるので、もう一回!と負けても何度も再エントリーして高いお金を支払って帰っている人々もたくさん見ました。
そうなってはいけないな、と自分はポーカーで遊ぶのはマイルが尽きるまでにしようと決めているのですが、まだ15万マイルくらいあるのでまだまだ遊べそうです。
ポーカーを打つ人々
そこにいる人々は常連さんが多いようでした。ポーカーの面白いところは性格や思考がプレイに出るところです。
見た目は強面なのに、ポーカーの打ち方は実に堅実で慎重派な人や、いつも酔っ払って弱いポーカーをしてしまうおじいちゃん、ギャンブラーな賭け方をするお兄ちゃんなど、個性豊かなメンバーたちがいました。
中でも、ポーカーが上手な太っちょさんがいて、とある可愛いディーラーさんがその太っちょさんを「師匠!師匠!」と呼んで慕っていたのが印象的でした。二人とも目がくりくりとしていて、前世家族だったんじゃないかというくらいに顔つきが似ていました。
わたしは人見知りなので、その場にいる人々とお話できなかったのですが、みなさんユニークな方が多く、なんとなく顔見知りくらいにはなったのではと思います。
あのポーカー屋さんが潰れてからしばらく経ちます。最近はプライズに魅力を感じるお店が少なく、あのお店がまだあったらなぁと思う時があります。
みなさんまだポーカー続けているのかしら。わたしは少し足が遠のいてしまったようです。
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