まだまだ暑さが残っていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
夏休み、近所の友人キャメロンが高知にある実家に帰省するというので、一緒について行くことにしました。もう1人の友人バリモアは仕事の都合で途中から合流します。
大人になってから実家まで遊びに行かせてもらえる友人ができるなんて、人に恵まれています。
高知ってどんなところなんだろう。今まで行ったこともなく、坂本龍馬とカツオくらいのイメージしか湧きませんでした。
キャメロンがLCCのチケットをチャチャっと手配してくれ、行きは飛行機でひとっ飛び。二時間もかからずに到着しました。平日だったので、なんと片道分の飛行機代は8000円です。
到着口のゲートを出ると、キャメロンのご両親が出迎えてくれました。キャメロンはご両親どちらにもそっくり!
見るからに優しそうな面持ちのご両親で「遠くからこんな何もないところによくきてくれたね〜」とニコニコ迎えてくれました。二日間お世話になります!
高知1日目
紫蘇ジュースを堪能
車で家に向かう道中、カフェに入ってみんなでお茶をしました。地元では紫蘇やゆずを作っているそうで、紫蘇ジュースの上にアイスクリームがのった紫蘇フロートをいただきました。スッキリとする爽快な炭酸でこれがまた美味しい!
キャメロンの実家に到着
家では川遊びができるという話は聞いていましたが、家に到着すると本当に目と鼻の先にエメラルドグリーンの清流が流れていました。
「すごく綺麗ですね!」と興奮しながらいうと、「今日は曇っているからまだまだね、晴れたらもっといい色になるのよ。」とのこと。
家に到着したのが夕方頃だったので、お風呂に入らせていただき夕食をいただくことに。
これまたびっくりしました。夕食が豪華すぎたのです!
テーブルの上に神々しく光輝くカツオをはじめ、サラダややかぼちゃの煮物など、お母さんお手製のお惣菜が並んでいます。こんなお食事、何年ぶりだろう……。
日頃冷凍弁当などで適当に食事を済ませていた自分にとっては、まさに「宝石箱や〜!」でした。カツオが美味しかったことは言うまでもありませんが、近所の方が持ってきてくれた卵で作った卵かけご飯が本当に美味しくて感動しました。
いただいた葡萄も一粒一粒がまんまるとしていて、千疋屋で売っていたらかなり高そうです。でも貰い物なのだそうです。恐るべし、田舎パワー!
キャメロン家族はあたたかく、「はははーっ!」と豪快に笑うお父さんが面白い話をたくさんしてくれました。この二人に育てられてキャメロンはキャメロンになったんだね。
天気予報を見てみると、滞在時間中はずっと曇りや雨でお天気が優れないようでした。残念。
もしかしたら泳げないかもしれない……と思っていたのですが、一晩経って起きてみると晴れているではないか!どうやら朝に集中的に雨が降って早々に晴れてくれたようです。ラッキー!翌日、早速川に遊びに行くことにしました。
高知二日目
川遊びその1:ゴリキャッチ
川遊びに向かおうとすると、お父さんに「川に行くならゴリを捕まえてきてほしい」と言われました。ゴリ……!?
お父さんは川でうなぎを捕まえることを目標にしているそうなのですが、ゴリはその餌になるとのこと。なるほどー。よーし、捕まえるぞ!
歩くことわずか30秒ほどでエメラルドグリーンの清流が流れる川沿いに到着です。どどどっと大量の水が流れています。
水の中に入っていると、キリッと冷たくどこまでも澄んでいます。すごいよ、高知!
「大体18度くらいか……。」とボソリと呟くと、「さすがサウナー笑」と言われました。
テントサウナを買って高知に住み、川でサウナ活動をする生活かぁ、なんと贅沢なんだろう。妄想が止まりません。わざわざサブスクを続けなくても無限に広がる天然の水風呂が楽しめるのです。
あっ、いけないいけない。ゴリを捕まえなくては。
運動神経が皆無なおせりさんです。何度もトライしてみましたが、水の中で俊敏に動く生物を網で捕まえることなんてできません。というか、お魚を視界に入れる自体が難しいのです。
一方子どもの頃から魚を獲っていたというキャメロンはサクサクとお魚をゲットしていきます。コツを聞いたものの、水中で網を思うように動かすことができずに苦戦しました。
結果、キャメロンはたくさんのゴリを手に入れましたが、わたしは0匹でした。残念!
川遊びその2:水泳
ゴリキャッチは諦めて、今度は川で泳ぎます。近所の人に貸してもらったタイヤを浮き輪にして遊びます。
結構深いではないか。わたしは泳げないのですが、恐怖心はないのでタイヤの中に入ったら一安心です。
じゃぶじゃぶと泳ぎます。気持ちいい〜。しかし、進むスピードが遅すぎます。「バタ足するんだよ」と言われ、足を全力で動かしてみるものの、ゆっくりとしか進まずキャメロンに笑われてしまいました。
くそう。仕方なく浮かぶことを楽しもうと、手と足をタイヤの外、お尻をタイヤの真ん中に入れる形にフォームを変えてみました。なんとなく両手で水を切ってみると……爆速で進むではないか!!
すごい!川の流れにスイスイ抗い、あっという間に上流まで到着しました。これにはキャメロンも唖然。活気的なスイムスタイルを生み出しました!
ダムを観光
川遊び後、ランチも兼ねてキャメロンのご両親に近くのダムに連れてってもらいました。目の前に湖のような広いダムが広がります。中ではSAPも楽しめるのだとか。このダムの水は香川県民の生活用水になるとのこと、高知は水が豊富なところなのですね。
それから棚田にも連れてってもらいました。土佐米はブランド品になっていて、高級品なのだそうです。その後スーパーに行きましたが、確かに2倍ほどの値段で売られていました。だから昨日の卵かけご飯は最高に美味しかったのか〜!
いろんなところに連れて行っていただきご両親には本当に感謝です。
バリモアが合流
帰宅すると、仕事で後から来ることになっていたもう1人の友人バリモアも合流し3人が集まりました。下北沢のチャーリーズエンジェルがいよいよ高知でも集まりました。
早速夜ご飯の時間です。この日の夕食も大ご馳走でした。
サックスのリサイタル
キャメロンは最近サックスを習い始めたのですが、音が出るので中々練習することができないと言います。
普段はカラオケやレンタルスタジオを利用して練習しているそうなのですが、せっかくの機械なので、リサイタルをしてもらうことに。
大自然の中でムーンリバーが流れます。バリモアとわたしは動画撮影に必死でした。途中、音を聞いた近所に住むおじさんが来て、ギャラリーが増えたりもしました。
お裾分けをもらったりリサイタルをしたりと、なんだかどうぶつの森のような生活です。近所の人との交流が深く、みんな親切でいい人々でした。
それから3人で花火をしました。今年もいい夏になりました。
さようなら高知県
3人でわちゃわちゃと過ごし、24時前には就寝。普段寝つきが悪く、圧倒的夜型タイプの自分には考えられませんが、この二日間はすぐに寝ることができました。
青青とした山や豊かさを感じる川、澄んだ空気に採れたてのお魚やフルーツ。それから地元の人々のあたたかさ。田舎には何にもないと言うけれど、たくさんのものがあるように感じました。
至れり尽せりの二日間、キャメロンとキャメロンのご両親には感謝するほかありません。自然って最高だな!
最後は駅からレンタカーで来たバリモアに最寄りの駅まで送ってもらいます。チャーリーズはここで解散です。みんなそれぞれ次の目的地へと向かいました。
このまま帰ってもつまらないし、せっかく四国に来たから巡って帰りたい。と、わたしはそのまま香川に行ってうどんを食べることにしました。
ここからおせりさんのひとり旅編となります。まだまだ旅は続くよ!
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