見た目のコンプレックスをいつの間にか克服していた話

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みなさんは、ちゃんみなの「美人」と言う曲を知っていますか?

この曲は過去に容姿に関する誹謗中傷を受けたちゃんみなが、その経験をもとに作ったものです。過激な表現もありますが、受けた傷の大きさや誹謗中傷に立ち向かう力強さが表れている1曲です。

もともと好きな曲ではあるのですが、最近このライブ映像をYoutubeで見てはっとしたので、今日は見た目のコンプレックスに関してお話しようと思います。

そういえば昔、私も容姿にコンプレックスを感じていた時期がありました。

目次

初めてコンプレックスを感じた時

初めてコンプレックスを感じたのは、4歳の時です。

おせりさんの父方の一族は親戚が多いのですが、なぜか子どもたちは皆、子役のように顔が整っています。おまけに性格も子どもらしく、欲しいものを欲しいと言えたり明るく自由に遊びまわる、いわゆる大人に好かれる子どもたちでした。

一方でわたしは引っ込み思案なタイプで、何か質問された時にしか発言しないダンマリな子どもでした。おまけに太っていて、笑った顔は天童よしみさんにそっくりでした。(それはそれでいいとは思うのですが・・)

ある日、父方の祖母に言われました。「あんたは、うちの家系じゃなくて母親の方の家系に似たね。」

小学生に上がる前の話ですが、今でも鮮明に覚えています。それが意味することはすぐにわかったし、自分でも「たしかに!」と思ってしまったのです。

自分はたしかに可愛くない。父方の子どもたちはみんなハーフのようにお目目がぱっちりとしていて手足が長いのに、わたしは太っているし、さっぱりしたお顔だ・・。仲間外れだ。。

これが人生で初めて感じた劣等感でした。

小学生になり体型は自然と痩せましたが、自分の容姿を好きになれないまま、中高と進みました。

見た目に自信がなく、中高生の頃は男子とまったく話せないし話しかけられもしない、非リア街道まっしぐらの思春期です。家族に問題を抱えていたこともあり、性格も悲観的でした。自分の境遇を憂いたり、自分の人生にはいいことなんて起きないんだ。。と思っていました。

それが少しずつ変わってきたのは高校を卒業する前くらいからです。

変化の兆し

中学高校は化粧やヘアカラーが禁止の校則が厳しい学校でした。とはいえ、高校にもなるとオシャレをしたくなります。とある遠足の日、お化粧をして行きました。一重がコンプレックスだったので、アイプチをしてガッツリメイクでいきました。

先生に怒られるかな、と思いましたが、「ど、どうした鈴木・・!」と、すごくびっくりされてなぜか注意されませんでした。

初めてのお化粧だったので、実際は化粧がド下手で驚愕されたのだと思いますが、この時の私は「お化粧をしたら、変われた!驚いてもらえた!」と良い方向に捉えたのです。

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THE 大学デビュー

青い思春期を終えて大学に入ると、自由に化粧やヘアスタイルを変えることができます。

そうです。完全に大学デビューです。元の顔に自信がないので化粧に一時間、時間をかけます。

すると、客観的に見ても劇的に顔が変わりました。自分は元々の顔が薄いので化粧を濃くしても濃く見えないと言うメリットがあるのです!

大学に入ってからは男性から遊びに行こうとお誘いがきたり、彼氏ができたりしました。今まで人から褒められることなんてなかったので、すごく嬉しかったです。18歳にしてようやく人生の春到来です。

今までみんな冷たかったけど、世界が私に優しくなった!そう思いました。そこから容姿をさらに気にするようになりました。

危うく整形しそうになった

母親は世間体を気にするタイプで、化粧をした見栄えのよい自分の方が好きだったようです。外出する時は「アイプチしたの?」と口すっぱく言われました。そのたびに素顔を否定されているような気がして微妙な気持ちになりました。

ある日、母親にお小遣いをあげるからついてきて欲しいところがあると言われて表参道までついていくと、そこは高そうな美容整形のクリニックでした。

先生とのカウンセリングで、いきなり「今日二重の整形していきますか?」と言われました。

えっ、そんなこと聞いてないよ。。心臓がどっきりしました。

たしかに毎日アイプチしてるし、一重は嫌です。でも整形すると自分がブスなのを認めてしまうような気がしました。

プチ整形なんてみんなしてるよ。整形代は出すからさ、と母親。

ふん。わたしは、整形しなくても可愛いんだ!

悩むまでもなく、怒って帰りました。

待合室にはきらきらとした女子たちが大勢います。この人たちは一体何の施術をしてもらうのだろうか・・。

整形するかしないかは大いに個人の判断でいいと思うのですが、人に強要されるものではないよな。と、憤りと違和感を感じた事象でした。

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それでも容姿を気にした20代

社会人になって実家を出ると、すべてのことが自分の選択で行えるようになり、性格も明るくなっていきました。が、整形する気はなかったものの、容姿は引き続き気にしていました。可愛くなったらみんなが優しくなる、可愛くなりたい!付き合う人もイケメンがいい!そのためにはどうすればいいんだろう!

短絡的ではありますが、そんな感じで20代はエステ、化粧品、洋服などにかなり投資しました。小顔になりたい!猫背で見栄えが悪いから治したい!キレイな肌になりたい!と、20代女子の悩みはつきません。プライベートも仕事もガツガツしていた時期でした。

しかし、20代後半から自分を飾ることがめんどくさくなってきました。

これは本当の自分ではなく、背伸びをしている自分である。。ぐう〜〜。

30代を迎えた今

30歳を迎えた今、いろんな人と出会い、いろんな経験を重ねて、いつの間にか容姿をコンプレックスに思わなくなりました。世界が優しくなったのは自分の容姿が良くなったからではなく、自分の考え方や行動が前向きになったからだと、ようやく気づいたからです。精神も図太くなり、容姿なんて気にしないぜ!という境地にやっとたどりつくことができました。

さらにコロナもやってきました。

素肌の方が肌に優しいもんね!とマスクで隠せることをいいことに、今ではすっぴんの日々が続きます。老いからか、顔の脂肪が減り、すっぴんでも目が二重になりました。(悲しいことにおでこにも皺が入りました。。)化粧も10分で充分になりました。

昔はあれだけ容姿をコンプレックスに思っていたのに、今ではズボラの極みです。

これがおばさんの力です。

今後わたしはどうなるのか。

それは誰にもわかりません。

おしまい。



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