おせりさんは、かなりのスポーツ音痴で、そもそもスポーツに興味すらないタイプなのですが、モンテディオ山形ファンの人に誘われてこの間サッカーの試合を観戦して来ました。人生で二度目のサッカー観戦です。
今回観たのは千葉の蘇我というところで行われたジェフユナイテッド千葉対モンテディオ山形の試合です。駅に到着した時点でかなりの人がいて、会場までぞろぞろと大勢が向かいます。すごい人だなぁ。向かう途中のコンビニでお友達に遭遇したので一緒に観戦することになりました。こんなに人が大勢いるのにばったり知り合いに会うこともあるんですね。
私たちは試合の1時間ほど前に着きましたが、場内はすでに大盛り上がり。サポーターたちが応援歌を歌っています。大勢の大人が大声で歌うとこんなに大きな音になるんだなと思いました。一曲だけではなく、複数のレパートリーがあるようで、それぞれに手拍子や降りつけなどもあるのですが、みんな覚えているようで一糸乱れぬ動きです。
モンテ、ディオ、モンテッディオ!おー、なんだか、マオリ族みたいでみんな元気だなぁ。会場は丸い黄色や青色の旗や洋服を来ている人でいっぱいで、視覚的にも黄色VS青の戦いという感じです。
試合が始まる前に腹ごしらえをしよう!場内でステーキ丼とポテトを食べました。飲み物はビールを頼もうかと悩みましたが、寒かったのでホットコーヒーを注文。2月になり寒さが和らいできたとはいえ、野外で長時間立っているには厳しい気温だったのでコーヒーにして正解です。
しかし、試合が始まると、さらに会場の熱気は高まります。周りの音が大きく気づかなかったのですが、こちらの歌が一瞬でも止むと黄色チームの声援がかなり大きな音で聞こえてきます。すごい、向こうチームの声援もかなり本気だ……!こちらも負けていられません。みんなすぐに歌い出します。
この光景をみてわたしは『キングダム』を思い出しました。戦国時代の士気ってこんな感じだったのかなぁ。
そんなことを思っていると、目を見張る光景を目撃します。なんと、上裸のおじさんが先頭にいたのです。皆がダウンを着ている中の肌色はかなり目立ちます。しかも、客席の方を向いて大声で声援しているのです。
試合は見応えがあってもちろんおもしろかったけど、わたしはサポーターたちの応援を目の当たりにできたことがとても新鮮でした。
点が入ると知らない人と手をハイタッチして喜び、ファールだと思われるプレイに対しては徹底的にブーイングする、熱い応援ってこういうことなんだ、と実感しました。日常においてこんなに全力で応援してくれる人がいたら、自分もよいパフォーマンスができるような気がしました。
「あのおじさん寒くなかったのかな、」「あれはね、痩せ我慢っていうんだよ。」
帰り道、横にいた友達と話しながら駅に向かっていると、黄色の洋服を着た子どもがしょんぼりと前を歩いています。勝ったチームはうれしいけど、負けたチーム側は落ち込むよな、当たり前のことを思いながら帰りました。
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