皆さんはイマーシブシアターという言葉をご存知でしょうか?
わたしは遊ぶことが大好きなのですが、最近行く先々で「イマーシブ」だとか、「没入体験」といったワードを見聞きするようになりました。今イマーシブの波がきているような気がするのです。
イマーシブとはなんなのか
そもそもイマーシブってなんなの?と思い、ググってみたところ「没入感があり、その状態にひたれること」とのこと。ふむ。没入感とな・・。あんまりイメージできないなぁ。
そんなことを思いながら日々を過ごしていると、西武園ゆうえんちでイマーシブが体験できる舞台、没入型・ドラマティックレストラン「豪華列車はミステリーを乗せて」というものがあることを知りました。
西武園ゆうえんちで「イマーシブシアター」が体験できる
上演時間は90分で、チケット代は5400円です。これに西武園ゆうえんちの入場料がかかるので、ちょっとお高めです。 (ゆうえんちの予約は こちら から)
西武園ゆうえんちといえば、たしかリニューアルして昭和レトロな街並みが楽しめるようになったんだよね。今まで西武ゆうえんち自体にもいったことがなく、気になっていたので行ってみることにしました。
西武ゆうえんちまでのアクセス
「西武園ゆうえんち駅」だと園の入り口で下車できますが、乗り継ぎの時間が空いていたので、わたしは「多摩湖駅」という駅から歩いていきました。歩いて、5分10分だったのでタイミングが合わなかったらこの駅で降りていいと思います。
まずはゆうえんちを堪能
到着するやいなや東京ブギウギのパレードの音が聞こえてきて、ゲートを通る前から昭和レトロを感じられました。活気があるのがわかります。そう、西武園ゆうえんちは混んでいて、とても活気がありました。
園に到着したのが、お昼前くらいだったのですが、すでに目玉アトラクションの「銭天堂」は完売となっていました。
残念だなと思いつつ、30歳を過ぎると、アトラクションに乗りたい欲が以前よりも薄れてきます。目の前に広がる昭和な街並み「夕日の丘商店街」の雰囲気を楽しみながら、つい目に止まったイカ焼きとビールを注文。
晴れの日に昼からお外でビールを飲むのは気持ちいね。ついでに商店街で楽しめる謎解きをしながら探索です。(謎解き大好きです。)それから乗り物に乗ったりご飯を食べたりしているうちに乗ったりしているうちに、時間があっという間に過ぎていきました。
アトラクション自体はそんなに多くないのですが、混んでいるので、週末だと1日では見回りきれない可能性も。小さな子連れのファミリーが一番多かったです。
19時からはいよいよ、お目当てのイマーシブシアターです。ダイニングトレイン レヴァリエール号へと向かいます。
ダイニングレストラン「レヴァリエール号」にいざ乗車
心なしか、他の乗客(お客さん)もワンピースを着ていたり、レトロな世界観を彷彿とさせる格好をしている人がちらほらいました。どうやら気合いが入っているようです。
我々は、豪華列車レヴァリエール号のお披露目走行にゲストとして招待されたという設定です。
乗車してみると、きらきらとしたアフタヌーンティーと紅茶がテーブルの上にずらりと並び、中はまさに車内は豪華列車そのものです。そう、このイマーシブシアターでは飲食も楽しめるのです!優雅〜。
まさに没入体験が楽しめます
物語が始まり、列車が走り出すと、なんと窓の外の風景も変わっていきます。すごーい!
もぐもぐとお菓子と紅茶を摂取しながら写真を撮りまくります。撮影しちゃダメなところもあるのですが、多くのシーンで写真撮影できるのが嬉しいところ。途中役者さんがお客さんに話しかけたりもして、目と鼻の先で役者さんの演技が繰り広げられ、結構賑やかな感じで話が進みます。
役者さんが個別で話しかけてくれる。すなわち、違うテーブルに座ると別の会話になるので、違った見え方になるというわけです。なるほど、これが「イマーシブ」というやつなのか・・。
ここでわたしは自分がとてもシャイなことを思い出しました。ま、まずい、この位置は通路側だから、話しかけられたらどうしよう・・。
不安な予感は的中し、駅員さんに話しかけられました。「今日はどちらからいらしたんですか??」
普通に答えれば良いのに戸惑います。「えっつと、、。・・遠いところです。」
遠くからいらしたんですねぇ〜と軽くまとめられ駅員さんは去っていきました。これだけでも冷や汗だらりです。
もちろんストーリーも進んでいきます
食事を楽しんだり、役者さんたちとコミュニケーションを取りながらも物語は進んでいきます。最初はわいわいと華やかな雰囲気だったのですが、とある事件をきっかけにガラリと緊迫モードに。至近距離でミステリーの臨場感を味わえるのも新感覚です。
イマーシブシアターを終えて
あえて中身については触れませんが、あっという間の90分でした。素直にめっちゃおもしろかったです。役者同士の会話や仕草の中にもヒントが隠されているので、一瞬たりとも見逃せませんでした。
自分が体験したのは一部分になるので、また行って、別の角度からも物語を覗いてみたいなと思いました。
初めてイマーシブを体験してみて思ったことは、「役者さんはすごい」ということです。
お客さんとすごく近い距離で演技しなくてはいけない上に観客と会話をしたりするので、アドリブや瞬発力が試されます。お客さんはノリが良かったものの、海外のノリには及びません。おまけにわたしのような話しかけられると挙動不審になるような人も中にはいるはず・・。メンタルが強くないと出来なさそうだなと思いました。
自分もその世界観に参加し、登場人物の一人になれるかのようなイマーシブシアター。
なんか最近おもしろいことないなぁ。刺激が欲しいなぁ。とぼんやり思っている方は、一度体験してみてはいかがでしょうか?とにかく刺激を受けること間違いなしので、エンタメが好きな方だけでなくクリエイターの方などにもおすすめです。
コメント